
以前、登美丘高校ダンス部のバブリーダンスが話題になりましたね。
バブル直撃なオッサンには当然受けましたし、バブルを知らない若者にも逆にカッコイイと幅広い世代から評判を集めました。
ところであんな感じの曲が好きな人にオススメなFutureFunkという音楽ジャンルがありましてね(小声)。
聴いてみると山下達郎・八神純子・角松敏生・中原めいこなどの日本の80年代シティポップ・ファンク・ユーロビートを4つ打ちダンスリミックスしたような曲がたくさん。どこか懐かしいレトロフューチャー感と思わず踊りたくなるディスコグルーヴ感にハマる人はハマる!と思う!
しかし!既存の曲をほぼ丸々使っちゃってるし、中には作ったアレンジ曲をiTunesなどでDL販売しちゃってる人もいるし(!)、FutureFunk界隈はとてつもないアングラ臭を放っております。あんまメジャーには広まらなそうな広まってはいけなさそうな雰囲気。
今回はそんな昭和サウンドをダンスアレンジしたJ-FutureFunkたちを原曲とともにこっそり紹介していきます。
昭和を未来に!J-FutureFunk個人的おすすめ曲
音量注意!Soundcloudは初期音量がアホみたいにでかいです。
YUNG BAE - Bae City Rollaz
FutureFunkといえばまずはこれ!昭和歌謡曲とダフトパンクをミックスしたような一曲。YUNG BAEはアメリカの音楽プロデューサー。アニソンから日本の音楽に興味をもったそうな。彼はこの他にも日本の80~90sの曲をサンプリングして多くのアレンジ曲を作っています。
Tsundere Alley - the fresh new groove
昭和の和製ユーロビートといえばこの曲!テンポアップして強めのキックを加えるとあら不思議、今風のダンサブルナンバーに早変わり!登美丘高校ダンス部にこの楽曲でバブリーダンス踊ってほしいなあ。
マクロスMACROSS 82-99 - Idol Talk Pt. II
原曲:SHAMBARA - SOLID DANCE (1989)
ザ・ノスタルジア!フュージョン界の雄、カシオペアの演奏は色褪せないカッコよさ。それに加えてメキシコのプロデューサーMACROSS82-99のリミックス、最強。
ミカヅキBIGWAVE - Lonely Girl 東京
久保田利伸の隠れた名曲をノリノリに!ミカヅキBIGWAVEは日本人女性アーティストらしいよ。彼女の作るリミックスはポップでとても聴きやすいです。選曲もGOOD!彼女が新曲をアップする毎に昭和の名曲に出会えます。
ミカヅキBIGWAVE - Pure Heart 幻シンデレラ
原曲:坪倉唯子 - 一瞬夜伽伴侶(つかのまよとぎびと) (1983)
「おどるポンポコリン」でお馴染みB.B.クイーンズのボーカル坪倉唯子のクソかっこいいナンバーをリミックス。あと原曲名も超かっこE。2017年コムデギャルソンファッションショーのBGM(Youtubeリンク)にも採用されているとは、おったまげー!
ミカヅキBIGWAVE - Emotional Prism 感情的なプリズム
原曲:中原めいこ - Fantasy (1982) , 国分友里恵 - I Wanna Be With You (1987)
曲の前半と後半に別の曲を放り込んで自然にミックスしてるテクニカルなチューン。やっぱりミカヅキBIGWAVE、最高にイカしてる。
Jelly BonBon - 夢のDancing
原曲: 中原めいこ - Dance In The Memories (1988)
Michael Fortunati「Give Me Up」の息吹を感じるユーロビートなナンバー。中原めいこの曲は全てキャッチーでハズレがない!Jelly BonBonの"PON!"リミックスでさらに陽気な雰囲気に。
悲しい Android - Apartment - Miles Away From You
またまた八神純子の隠れた名曲が!プロフィールをみると悲しいandroidさんはロンドンの方らしいのですが、こんなアルバムのB面にしか収録されてない曲をどこから見つけてくるんだろう。
Android52 - 日本のタイトルWhatever
原曲:竹内まりや - OH NO, OH YES! (1987)
原曲はとてもゆっくりなバラードなんですが、BPMを上げまくってしっとりとしたダンスナンバーに作り変えちゃってます。これは是非原曲を聴いてその変貌っぷりに驚いてほしい。
Nekura - 東京Barbarian
80年代の人気アイドル菊池桃子のナンバー。アレンジは控えめながらも、初めて聴いたとき昭和末期にこんなカッコイイ曲があったのかと驚きました。これ聴いてるとエアロビクスを踊りたくなるのは僕だけでしょうか。はい。
ナニダトnanidato - Flower Umbrella
マクロス声優で有名な飯島真理の隠れた名曲をダンスアレンジ。ところで「セシールの雨傘」ってカタログ通販で売ってる雨傘みたいですね。
AnTgy - Sunset Beach (AnTgry Edit)
こちらも飯島真理、マクロスの劇中歌から。完成されたイントロはこれ以上なく夏のサンセットビーチを想起させます。アイドルソングに不似合いな強烈なキック音を響かせて、これでもかとFuture感を演出。
Τ Λ Я Λ - Spring
「誕生日はマイナス1」の意味は1歳年下の彼氏がいるってことです。歌詞の「みんな思ってるわ 可愛い弟と 『いいえ彼氏なの』 とても言えなかった」当時は珍しかったのか彼氏が年下なことを異常に気にしてますね。
Night Tempo - Destiny
韓国のプロデューサーNight Tempoによるリミックス。これまた原曲からだいぶ離れた感じの曲に仕上がってます。上で挙げたMACROSS82-99やNanidatoらとSAILOR TEAMという音楽グループをやってます。
Night Tempo - Dance?
メロからサビまでこれぞ角松敏生サウンド!な1曲をリミックス。セーラームーン音ネタを散りばめラップまで入ってる遊び心溢れるアレンジ。何故かFutureFunk界隈はセーラームーンなど懐かしアニメのネタが多いのです。
悲しい Android - Apartment - Sunday Seaside
アンニュイなのにアップテンポというミステリアスなアレンジがたまらない!「DOWN TOWN」のカバーだけじゃない!シティポップを語る上で外せないEPO。隠れた名曲がたくさんあります。
悲しい Android - Apartment - Love Stories And Skyscrapers
こちらもEPOの代表曲「土曜の夜はパラダイス」をダンスポップにアレンジ。アタシは世代的に知りませんが、80年台の若者はディスコでサタデーナイトフィーバーしていたそうです。うらやましい。(ゆとり並の感想)
SUI UZI - LISA 愛してる
原曲:オメガトライブ&カルロストシキ - Emmy Angel (1986)
夏の定番曲「君は1000%」 でお馴染みオメガトライブ。インダストリアルなシンセがガッツンガッツン耳に突き刺さる神アレンジ。中毒性高し!
おわりに
海外アーティストが日本の昭和シティポップ・ファンクに注目してくれるのはなんだか嬉しいですね。
バブルのバの字も知らない20~30代のみなさん(俺もだけど)是非FutureFunk聴いてみてくださいネ。昭和の名曲が君たちを待っているゾ!